『YOSHIKI／佳樹』小松成美
多くの人がそうだと思うんだけど、僕にも中学の頃にすごく仲の良かった友達がいた。
本や音楽やラジオやテレビを共有しては感想を話し合うような関係で、そんな僕らのメインの話題はラジオとXだった。
シングルもアルバムも出る度に買い、テープに録って移動中に聴いたり、CDをラジカセに入れてはその前で歌詞カードを見ながら意味もわからずTOSHIと一緒になって歌ってた。
そんな彼とは成人式を最後に会う機会もなく連絡先もわからないけれど、Xは聴き続けている。
もちろん、その時その時で他にも熱心に聴き込むアーティストや曲もあるけれど。
Xを聴きながら生きてきて、Xを好きな友達も出来て（それは友達というよりも同志というか、それぞれがXというか）
hideの死について語ったり語れなかったり
再結成に喜んだり、一抹の寂しさや憤りを抱えたり
それでも、YOSHIKIはやっぱり特別な存在で。
伝記を読むように、絵本を読むように。
来年にはアルバムも出て、ライブもやって、楽しみで仕方ない！
